首位相手にも堅実なプレー
SDウエスカはCDレガネスと引き分け(0-0)、無敗記録を11試合に伸ばした。
11試合負けなし。SDウエスカは残留という明確な目標を達成するべく、シナリオに沿って進んでいる。首位CDレガネスのエル・アルコラス訪問を経て、目標達成は更に近づいた。お互いに目標は違えど、試合はオープンな展開で肌感やスタッツを考慮しても、共に勝ち点1の分け合いを良しと思える試合だった。むしろ、より明確なゴールチャンスを迎え勝利に近かったのは、アスルグラナスの方だった。
エラディがSDウエスカの最前線でワントップを張り、前半が終了するまで最も大きなゴールチャンスを迎えていた。レガネスは立ち上がりから強くアルバロ・フェルナンデスのゴールに迫ったが、イダルゴ監督率いるチームは素早く反撃。フアンホ・ニエトとジェラール・バレンティンの右サイドでの素晴らしいコンビネーションから、エラディのシュートがクロスバーを越えた。30分が過ぎようとしていた頃、オスカル・シエルバのコーナーキックからエラディがシュートを放つが、これも枠を捉えられない。アスルグラナスにとって明確なゴールチャンスを迎えた前半は互角の戦いが繰り広げられ、残りの45分はオープンな展開を控えていた。
ロッカールームを経て、緊張感は一層高まった。SDウエスカが右サイドからクロスを上げ、二回にわたり先制ゴールを決めかけた。後半10分、ルーレイロがシュートを放ち、そのこぼれ球をコルタハレナが押し込もうとしたが、いずれもGKにセーブされた。イバン・マルトスとハビ・マルティネスがシュートポジションを探そうとする最中、ゴール真正面からのウーゴ・バジェホのシュートがクロスバーを越えていった。
アントニオ・イダルゴ監督は、ビララサとボリーバルを投入し、その直後ホアキンと橋本拳人を入れた。終盤は敵陣で存在感を発揮できたものの、スコアを変えることはできなかった。両エリアでゴールチャンスはあったが、GKにセーブさせるまでは結びつかず、0-0の引き分けに終わった。